流星にまみれた瞳のひと
▼ ジョセフ・ジョースター
俺が知るジョセフと皆がいうジョセフは少しばかり違うのだと気付いたのは最近のことだ。
シーザーもスージーもジョセフはバカでアホでちゃらんぽらんでだらしがないだとか、強引で喧嘩っ早いだとか色々言うが、どれもいまいち俺にはピンとこない。
確かにバカだアホだと思うところはちょっとばかしあるが、それもなんというか、彼らのいうようなものではなく、可愛らしい勘違いをして自分を責めるジョセフに馬鹿だなと思うようなそういうものだ。
強引なところも別段ない。それどころかあいつは俺の言うこと考えることを優先ばかりするし、喧嘩っ早くもない。というかそもそも喧嘩したことがない。
と、いうようなことをシーザーたちに話したところ、ポカンとした顔をされてしまった。それから二人してこそこそとなにやら話をし、少しにやついたような顔で詳しく聞かせろと迫られた。
「へェ~~~~!スッゴイ愛されてるのね大和ってば!」
「あー、それは俺も思う。この前結婚するか?て聞いたら号泣された」
「えっ号泣!?」
「そう。あいつさぁ、すっげえ料理下手なんだよ。でも俺に美味いもの食わせる為とかってめちゃくちゃ頑張ってて、なんかそれが超可愛くてさ。結婚するか?って」
「言ったら号泣したのか」
「した」
あのときはすごかった。
号泣して、しながら凄まじい力で抱き締められて、食べたばかりのものが逆流するどころか上半身の骨が粉砕するかと思ったくらいだ。
それでも真っ赤な顔で泣きながら必死に頷くジョセフは堪らなく可愛かった。
「最近は弁当まで作ってくれててさ、超尽くされてんのよ」
可愛いでしょ、と言いながら今日のランチをテーブルへ広げていく。まだ少し焦げが目立つウインナーとスクランブルエッグとか、色々挟み過ぎて崩れかけているサンドイッチとか。
「なんか、全然想像出来ないけど、ジョジョってばホントのホントに大和が大好きなのねェ」
「あいつ、意外と不器用なんだな」
俺のランチを覗き込みながらしみじみと言う二人が「結婚式には呼んでくれ」というので満面の笑みでもって頷いてやった。
rewrite:2022.02.18 | 乙男ジョセフくんって最高にかわいい。およめさんになりたいジョセフくん。