あとがき

ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。年内に終われてよかったです……!!
この作品はSIRENをプレイした年に書き始めたもので、今からかれこれ4年前……2014年の6月13日、宮田先生のお誕生日おめでとうで公開したものです。それがあれやこれやドン詰まりになったりして去年の夏に一からまた書き直し、やっと完結しました。
書き直す間にSIRENマニアックスにもあるクトゥルフ神話の生みの親、ラヴクラフト大先生の全集を一から読み直し、おおSIREN、おおクトゥルフ……旧支配者……外なる神……羽生蛇トライアングル……と混沌に沈み、書き直す前よりだいぶんクトゥルフ感は増したのではないでしょうか。多分ですけど。
そしてタイトル。全話寺岡の所属する宗教のひとつでもあるエヴァからです。一度やってみたかったエヴァタイトルです
黒バスの連載もですけど本当にだらだらだらだらすいません……

このお話は、宮田先生をかわいいかわいいしたいという欲望と、人外じみた主人公を書いてみたいという願望からはじまったものです。結果的に主人公は人外になりましたけど、楽しかったです。
主人公は当初、寺岡の夢と希望とロマンとリスペクトをいっぱいに詰め込んだ「ぼくのかんがえたさいきょうのしゅじんこう」だったのですが、書いていくうちに暴虐非道にして傍若無人のウルトラハッピー野郎になってしまってとても残念です。でもとても楽しかったです。
後半は特に行き詰まり、今度こそ駄目、全員死んだ、もう無理では?と思っていましたがなんとか、いつも通り強引ですが終わりました。

後半の中央交差点、実は牧野さんが生きているパターンも考えていまして。嫉妬と羨望でもみくちゃになっちゃった牧野さんが宮田先生を殺め、宮田先生になるお話です。これで好きなだけ触れて、名前で呼べて、一緒にいられるって大喜びする牧野さん。
その結果主人公は絶望のズンドコに突き落とされるんですが、落とされた結果皆死んでしまったので没になりました。
いつか宮田先生になる牧野さんのお話書いてみたいなって思いますが、予定は未定です。

最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。

BGM:「The Carol of the Old Ones」、SIRENシリーズサントラ、椿屋四重奏より「フィナーレ」、CRUSHER-Pより「Again」、岸田教団&THE 明星ロケッツより「Hack&Slash」

2018.12.31 完結