Cemetery

芥に滲む花のいろ

▼ 一ノ瀬トキヤ / utpr

ぞっとするほど赤い唇が目の前でゆうるりと弧を描いていく。長い睫毛に縁どられた虚ろな黒いガラス玉はただ光を反射して、一層作りものめいた輝きを放っていた。睫毛が青白い肌に淡い影を落とす様すら恐ろしく完璧な、それ故に人間味の欠けた笑み。もともと人形染みた顔がその笑みのせいでますます人形のように見え、その現実離れした、完璧な彼の笑みに心を奪われてしまった。どこか今にも崩れ壊れてしまいそうな、そんな危うさが漂う雰囲気までもが私を魅了する。こんな人がこの学園に居ただなんて全く知らなかった。ざわざわと震える胸に同調するように、彼が落とした本を差し出す手が震えそうになる。「ありがとう」白魚の指が慈しむようにそっと表紙をなぞった。耳にするりと入り込むその音にぐずぐずと脳が溶けだし上手く呼吸が出来なず、ただ頷くことしか出来ない。彼はもう一度礼を口にし、艶やかな黒髪を揺らし去っていった。そうしてそれから、彼には一度も出逢えずにいる。どこの誰なのかも分からず、かといって聞いて周るのも憚られた。また偶然出逢えやしないだろうか、と彼と出逢った廊下を日に一度は歩き、今どうしているだろうかと彼のことばかりを考え、ただ熱に浮かされたような日々だけが過ぎていく。今日も件の廊下を歩んでから図書室へと入り、特等席となりつつある図書室奥の机へ向かう途中、「(本物……?)」求めてやまなかった姿が視界に飛び込んできた。幾つもの本や紙が散らばる机にくったりと伏した彼の姿に我が目を疑ってしまう。長い睫毛の縁どる瞳は今は瞼の奥に隠され、鮮やかな赤い唇は柔く綻んでいる。眠っているのだろうその姿は生命というものを全く感じさせず、あの時の彼だとすぐに分かった。息が詰まり胸が苦しくなり、じわじわと熱が溢れ出して体内を這いずり回っていく。欲望のままに目元にかかった髪に触れ、そのさらりとした感触にすら胸が騒ぐ。ああ、たまらなく彼がほしい。その想いを吐き出すよう指に絡めた髪へそっと、唇をよせた。
rewrite:2022.02.15

約束はやさしく碌でもない

▼ 平和島静雄 / drrr

仕事帰り、道路の向こう側で折原臨也と何かを話している水緒に血管が切れそうになる。何度も何度も「あいつには関わるな」と言っていたのになんで言うこと聞かないんだ。ふつふつと血が沸いてじりじりと脳の回路が焼き切れていく。トムさんに別れを告げて道路を渡り真っ直ぐ水緒へ近付けば、真っ先に気付いたのはクソノミ蟲だった。ひくりと口元を引き攣らせ、「じゃ、またね水緒ちゃん」と黒いコートを翻し消え去るその背に舌打ちをぶつけ、水緒を見下ろす。下がった眉と怯えを孕んだ眼差しにどんどん苛立ちが募って視界がじわじわと狭まっていく。ノミ蟲にはへらへら笑いかけるくせに、俺には怯えるのか。水緒を抱き上げ足早に自宅へ戻り、半ば投げるようにソファへ下ろした。「何で怒ってるかわかるか?わかるよな?」俺が怒るってわかっていたはずだ。ばちん、と柔い頬を打てば軽いその体はソファから転がり落ちる。こいつに限るが俺も随分と手加減が出来るようになったものだ。床に伏せて痛みに泣く水緒の胸倉を掴み無理矢理起こしてもう一度頬を打つ。「なあ、お前何回言えば分かるんだ?」「あ、ごめ、なさ」ごめんなさいは聞き飽きたし、そう言えば何でも許すと思っているのだろうか。どうせまた全部忘れてノミ蟲と喋るくせに、ああ腹立たしい!いっそのこと閉じ込めてしまおうか、それならもうこんなに苛立つことも水緒を怒る必要もなくなる。そのほうがいいのかもしれない、水緒の為にも、俺の為にも。ほろほろと涙を落とす水緒の傍にしゃがみ込み垂れた血を拭って頬を撫でると、水緒はもう一度ごめんなさいと酷く震えた声で言った。「俺は暴力が嫌いだ」知っているはずだ、いつも言ってるんだから。小さく身を縮めて泣く水緒を抱き上げて寝室へ向かう。ずっと、一生この部屋にだけ居てくれればこいつに大嫌いな暴力を振るわなくて済むはずだ。水緒だって痛いのは嫌だろうし、俺の為にも、ここに居させるのがいい。「もうここから出るな」ぽろりと落ちた涙を掬って優しく頬を撫でれば、水緒は泣きながらちいさく頷いた。ああこれでやっと、俺は水緒をちゃんと愛せるだろう。
rewrite:2022.02.20

誰かのてのひらで物語は変容する

▼ 一十木音也 / utpr

人の幸せそうな笑顔が好きだ。大切な人と笑い合っている姿や、ありがとうと言って嬉しそうに笑う顔、小さい子の楽しそうな笑顔もそう。優しくて柔らかくて、甘い味がしそうなその笑顔は見ているだけでこっちまで幸せになれる。だから俺は人を笑顔にさせるのが好きだった。特に、俺がすごく大切に想っている人は俺が笑わせてあげたいし、俺の隣で笑っていてほしい。他の誰でもない俺の隣で、幸せそうに、優しく甘く。そしてあの子を笑顔にさせてあげられるのは俺なのだと、俺しかいないと、心のどこかでそう確信していたのだ。彼はトキヤのパートナーでトキヤのことを慕ってはいたけれど、いつもトキヤに酷いことを言われて傷ついていた。それでも無理矢理心の傷を覆い隠して笑って、けれど時々耐え切れなくなったようにはらはら涙を落とすのだ。可哀想なくらい肩を震わせて唇を噛み締め声を殺して泣く彼の姿を見たとき、俺は俺が彼を笑わせてあげなくちゃというよく分からない使命感に襲われたのだ。誰にも見つからないような場所で、ひっそりと静かに泣く彼がどうしても放っておけなかった。そうして声をかけて半ば無理矢理話を聞いてつられるように俺まで泣いてしまって、俺は彼と仲良くなったのである。それから俺が彼に恋をするのにそう時間はかからなかった。最初は彼の作る曲に心を奪われたけれど、次第に曲を奏でる彼自身に惹かれるようになっていったのだ。「お、おとっ、音也、くんっ」昼休みの終盤になっても食堂に現れなかった水緒を探しに訪れた裏庭で、ひとりベンチに座ってほろほろと涙を落とす背中を見つけた。またトキヤと衝突して一方的に責め立てられたのだろうか。隣に腰掛けてしゃくりあげる俺より随分華奢な背中を撫で、成る丈優しい声でどうしたのと問いかける。「っま、また、しっぱい、して、」「怒られちゃった?」「も、いいです、って」柔らかい髪を梳いて、ぎゅっと抱き寄せ腕の中に閉じ込めた。少しずつ湿っていく服など構わず彼を胸に抱き込みながら、慰めと励ましの言葉をかけていく。彼を笑顔にするのは俺だけなのだ。だから俺が、彼の涙を拭いて笑わせてあげなくちゃ。
rewrite:2022.03.10

背骨がぐにゃぐにゃで笑った顔もかわいくない

▼ 一十木音也 / utpr
※前話のつづき


最近水緒は泣かなくなった。何があったのか知らないけれど、水緒はトキヤと衝突しなくなってなかなかうなり、かわりによく笑うようになったのだ。彼が笑っているところを見るのは好きだけれど、その隣が俺じゃなくてトキヤだということがどうしようもなく嫌だった。彼を笑顔にしているのは俺ではなくトキヤで、今まで散々彼を傷つけて泣かせてきたトキヤが彼を笑顔にしているということがどうしようもなく腹立たしいのだ。彼を笑顔にするのは俺だったのに。「音也くん」にこにこ笑顔の水緒が目を輝かせながら俺のところに走ってくる。何か良いことでもあったのかすごく楽しそうだ。「楽しそうだね、いいことでもあった?」「うん、あのね、トキヤくんが」またトキヤだ。トキヤトキヤトキヤ。最近の水緒は、よく笑うようになった水緒は、トキヤの隣で笑う水緒は、必ず二言目にはトキヤの名前を出す。俺とは違う温度で紡がれるその名前が憎らしくて仕方がない。嬉しそうに笑う彼は俺のこんな気持ちに気付くわけもなく、楽しそうにトキヤの話をしている。トキヤの話をしているときの彼は幸せそうで、ムカつくくらいキラキラしている。どうしてトキヤなの、何で俺じゃないの、俺のほうがずっとずっと君と一緒にいたし、君を笑顔にできるのは俺でしょ?心の奥の方で俺の一部がひどく苛立たしげにそう言い続けていた。彼の優しくて甘い笑顔が歪んで見え、吐き気がしてくる。「あっ、トキヤくんだ」ぱっと頬を色付かせた見たことのない表情を浮かべる彼に頭がくらくらした。なんで、どうして、そんな顔俺には見せてくれなかったのに!握り締めた手のひらに爪が刺さる。君は俺よりも、散々君を傷つけてきたトキヤがいいの?君から笑顔を奪ってきた、トキヤが?「嫌だ」「え?」彼を笑顔にするのは俺だった。水緒を傷つける人間から守るのが俺の役目で、水緒を幸せにするのが俺の使命だ。だから、俺は、「許さないよ」ああ、吐き気がする。
rewrite:2022.03.10

繊細なかたちで生まれてしまったね

▼ 宮田司郎 / siren

人はいつだって過去からは逃げられない。だから忘れたふりをして扉を閉めて鍵をかけて入ってこさせないように見張っているのだ。しかし水緒はそれが出来ない人間だった。鍵を無くしてしまったのかそもそも扉が壊れてしまっているのか、彼はいつも無防備にその姿を晒し、嬲られ、泣き叫ぶしかない。そうして血塗れで息も絶え絶えなくせに、その影を愛おしむような目をするのだ。小窓の檻越しに見える彼は、何もないところを撫で笑っていた。「水緒、夕食だ」もう止めてくれ、と叫んでしまいたい衝動を抑えトレーを抱えて室内に入れば、あっと小さく叫ぶ。その眼は何かを追うように冷ややかな地面を走り、俺の横を通り過ぎて廊下へ向けられた。「せんせ、ミケが……」「すぐに戻ってくる」「でも……」「ほら、早く食べてしまいなさい」ぐずぐずと閉められたドアの向こうを見つめる水緒にトレーを差し出す。「でも、せんせ、ドアを閉めちゃったらミケ、帰ってこれないよ」握った手の平に爪が刺さり、じくじくと痛みを発している。「……そうだな」ドアを僅かに開け“猫”が一匹通れるだけの隙間をつくれば水緒は嬉しそうに微笑んだ。無垢で、この世の汚れなど一切知らないその笑みは眩しすぎて見ていられない。彼の笑みはその無邪気さ故に人を苦しめるのだ。箸を手に取りながら、彼はきょろきょろと辺りを見回した。誰かを探すその仕草に噛み締めた歯の隙間から空気が零れる。「せんせ、まだみんな帰ってこないの?」「……ああ」「みんなは何してるの?」「……」「僕のこと、」「いいから、食べろ!」堪え切れずに漏れ出した怒声に水緒呆然と目を見開き、それからゆっくりと顔を青褪めさせると震える小さな声でごめんなさいと呟いた。何度もごめんなさいと言って涙を落とす。ああ、今日もやってしまった。いつもそうだ、俺には彼を救うどころか傷付け怯えさせることしか出来ない。幻影に囚われるその手を引いてやるには、俺の手はあまりにも棘が多過ぎる。
rewrite:2022.03.14 | 文字書きの為の言葉パレット(@x_ioroi)「衝動・茫然、呆然・地面」

大事に握りしめていた悪夢

▼ 宮田司郎 / siren

は風呂に入るのが好きらしく毎日毎日随分と長風呂をする。しかも朝と夜、二度入るのだ。いや、風呂に入るのは別段問題ではなくて、問題なのはその時間なのだ。正確に計ったわけではないので分からないが、軽く一時間は超えて入っている。毎度のことだからそろそろ慣れたいものなのだがどうにも心配になってしまうのだ。溺れているのではないかと不安になる。一度溺れて死にかけていたことがあったから余計に。「?」だから度々、何の物音もしない浴室に向かって声をかけて確認するのだ。それに彼が返事をしたら俺はまた読書や仕事に戻る。それを彼が出てくるまで数回繰り返すのも毎度のことになりつつある。「……?」いつもならすぐに返ってくる彼の声が聞こえない。ざあっと血が足元へ下がるような感覚に眩暈を覚えながら浴室へ走り勢いよく扉を開ければ、彼はぐったりと浴槽の縁にもたれていた。烏の濡れ羽色の目もぞっとするほど赤い唇も半開きで、とても大丈夫そうには見えない。のぼせたのかと彼を湯の中から引っ張り出そうと触れた腕がじっとりとした冷たさを纏っていて、また血の気が引いた。一瞬死んでいるのかと思ったが彼は規則正しい呼吸をしている。「司郎くん、すごく気分が悪い」小さな掠れた声に眉が寄る。やはりのぼせたのだろうと彼の冷えた腕を掴んだが、彼は立つ気がないどころか浴槽から出る気がないらしく、腕を握る俺の手を壊れ物にでも触れるよう優しく握った。「司郎くん、僕、知らなかった。悪阻って本当に辛いんだね」「……は?」どこかうっとりとした顔で、平たい腹を撫でる彼の目の焦点は合っていない。「悪阻、」思わず彼の言葉を繰り返すと、彼は嬉しそうに目を細めた。「うん、今僕のお腹の中で司郎くんの子が一生懸命自分の場所を作ってるんだよ」ほう、と彼の口からもれた吐息に背筋が寒くなる。「男の子と女の子、どっちかなぁ。僕はどっちでも良いけど、司郎くんに似てたらいいな」「何を、」「産まれてくるの、楽しみだね、司郎くん」その目はどこも見ていない。
rewrite:2022.03.29

まだ温い半貴石

▼ ジェイド・リーチ / twst

黒い服を纏った新入生が犇めく鏡の間に、突然現れた魔力を持たない、この世のどこにも居場所のない人間。黒々と、深い緑に輝いてみえそうな程艶やかな髪を揺らし、困惑に眉を下げたその顔はこの世のものとは思えないほどの美しさをもっていた。艶やかに濡れ光る黒い髪に、オブシディアンに似た瞳、薄暗いこの場でも仄かに光って見えるほど白い素肌と血のように赤い唇。グレートセブンに名を連ねる美しき女王すら嫉妬するほどの美貌を誇ったと言われる姫君と同じ色彩を持ったその少年。鏡の放った「この者のあるべき場所はこの世界のどこにも無い」、その言葉に意味が、この世の存在ではない人ならざるものと言っているのかと思わせるほど美しく精巧な、ビスクドールの顔。天使か、それとも妖精か、はたまた。とざわめく新入生の声を聞きながら、ジェイド・リーチもまた、鏡の前に立つその存在が自分と同じ“生きているもの”であるのか疑問に感じていた。先ほど見たエペルと名乗った少年も少女に見紛うほど愛らしく整った顔立ちをしていたし、一つ上の学年に在籍するヴィル・シェーンハイトもまた凄絶な美を誇っている。海の世界にも見惚れるほど美しい人魚はいたし、自身の幼馴染であるアズール・アーシェングロットもまた美しい顔立ちをしていた。皆一様にハッとする美しさ、可憐さを持ち、それは生命のエネルギーに満ちている。けれど彼は違った。どこか寒々しく、夜の海を思わせる静謐さと不穏に満ちている。人の心を揺さぶり引き摺り込む、“死”の気配を薄く漂わせていたのだ。不安の浮く瞳を伏せ、式典服の裾を握りしめ所在無さげに立つ姿に胸がざわつく。袖から覗く小さく柔らかそうな手。きっと海の中の厳しい生存競争では生き残ることはできないだろう、細く力のなさそうな体。けれどどうしてか、そこに毒々しいものを感じるのだ。カツオノエボシやハナミノカサゴのように猛毒を持ち油断し近付いたものを仕留める、ただ美しいだけの弱い存在ではない。そう思わせる何かを、ジェイドは彼に感じたのだ。
2025.06.01 | つづきます

信仰のにおい、羽化の引鉄

▼ ジェイド・リーチ / twst
※前話のつづき


入学式から一ヶ月、新入生たちのあれこれが落ち着いたその日、ジェイドは人が住んでいるとは思えない形ばかり大きく立派な廃墟の扉の前に立っていた。魔力も帰るべき場所も何も持たないあの少年が、“監督生”という肩書をつけられ学園の片隅にこの廃墟へ押し込められたと聞いたのだ。幸いにも今日はラウンジの仕事が無く、“話し合い”も無い。だから、ただもう一度あの薄ら寒さを漂わせる美しいものを目にしてみたい、というそれだけを胸にジェイドは簡単に蹴破れてしまいそうな扉を叩いた。「……どなたかいらっしゃいませんか」しん、とした静けさの中に微かに話し声が聞こえる。ジェイドは音の出所を探すように扉から身を離し、音に意識を傾け出所を辿っていった。少しずつ大きくなる話し声は楽し気で、小さな笑い声も混じっている。そうして辿り着いた先、建物の裏の荒れた庭先でジェイドの捜していた人物は猫にも狸にも見える魔獣と戯れていた。「もっともっと作るんだゾ!」その手に握られた水色の棒の先についた輪から、ふわふわと様々な色のシャボン玉が飛んでいく。弾ける度にキラキラとした粒子や火花を散らすそれは魔力に反応して七色に煌くもので、一年生が初めての魔法薬学の授業で作るものだった。ふわふわと飛ぶシャボン玉の粒子を浴びて笑む上質で精巧なビスクドール。ぼんやりとその姿を見つめていたジェイドに気が付いたのは、吹き具から延々とシャボン玉を生成していた魔獣―――グリムであった。「おい、アイツ誰だ?お前の知り合いか?」振り返った少年の瞳が真っ直ぐにジェイドを捉える。夜の海、慣れ親しんだ故郷の暗くて寒い海底。多くの生と死を抱く海の瞳。辺りに散るシャボンの火花と粒子を浴びてなお何の色にも変わることの無い黒々とした瞳が、ジェイドの眼差しと絡み合った途端、色を変えたように思えた。夢見るような淡く柔らかな光を抱いて、不思議な色合いを帯びたのだ。熟れた林檎の唇が僅かに震えながら淡い笑みを象る。「うん……知ってる人」
2025.06.01 | 「まだ温い半貴石」の続き。連載しようとして断念したやつです